お役立ちコラム

なぜ探偵に依頼する必要があるのか？

人探しの方法は様々ですが、必ずしも警察に相談するべきとは限りません。状況によっては、探偵や興信所に依頼するほうが効率的である場合があります。一体なぜ探偵に依頼する必要があるのでしょうか？

それは、警察と探偵では「調査できる範囲」と「情報収集能力」が大きく異なるからです。警察は事件性がないと動けないことが多く、情報収集の手段も限られています。

一方で、探偵は浮気調査や家出人の発見など、民間のトラブルを中心に調査を行います。そのため、警察よりも柔軟かつ広範囲な調査が可能です。

例えば、以下のようなケースでは探偵のほうが迅速かつ的確な対応が期待できます。

このように、探偵は警察では対応が難しい場合でも依頼者の要望に合わせて柔軟に対応するため、人探しの強い味方となるでしょう。

探偵に依頼できる人探しの種類

探偵事務所では、実に様々な人探しの依頼を受け付けています。ここでは、特に依頼が多いものをいくつかご紹介します。

上記以外にも、様々な事情で人探しを依頼することができます。依頼する際は、探したい人の情報（氏名、年齢、住所、勤務先、交友関係など）をできるだけ多く伝えることが、調査をスムーズに進めるために重要です。

自分で探せる可能性があるケース

探偵に依頼する前に、まずは自分で探せる可能性がないか検討してみましょう。比較的簡単な方法で探せる可能性があるケースは以下のとおりです。

知人・友人の連絡先を知りたい場合

• 共通の知人に連絡先を聞く
• SNSで検索する

引っ越し先を知りたい場合

• 郵便物で転居先を確認する
• 旧住所を管轄する役所で住民票の転送記録を確認する

上記のようなケースでは、比較的容易に情報を得られる可能性があります。まずはこれらの方法を試みてから、それでも見つからない場合は探偵への依頼を検討しましょう。

個人情報保護法の遵守

探偵に人探しを依頼する際、必ず守らなければならないのが「個人情報保護法」です。これは、個人情報が無責任に扱われることを防ぎ、個人の権利を守るための法律です。

探偵業法にもとづき、探偵は「探偵業開始届出証明書」を取得しているため、個人情報の取り扱いについて適切な知識と対応が求められます。しかし、依頼者の中にはこの法律を理解せず、違法な調査を依頼してしまうケースも少なくありません。

例えば、他人の郵便物を勝手に開封したり、無断でGPS発信機を取り付けたりする行為は、例え人探しのためであっても法律違反に該当します。

また、インターネット上に公開されている情報であっても、安易に利用することはできません。

個人情報保護法では、氏名、住所、電話番号などの個人情報を、本人の同意なく収集することは原則禁止されています。探偵に対しても、正当な理由なく、対象者の個人情報を収集したり、データベースにアクセスしたりすることを依頼することはできません。

他人のメールアカウントやSNSアカウントをハッキングしたり、不正にアクセスして情報を盗み見たりするよう依頼することも、犯罪行為にあたります。

探偵に人探しを依頼する際はこれらの点を踏まえ、違法な調査を依頼しないよう注意しましょう。

成功率100％はあり得ない

探偵の人探しは、残念ながら100％成功するとは限りません。探偵は警察とは異なり、独自のネットワークやノウハウを駆使して調査にあたります。しかし、どれだけ優秀な探偵であっても、人の行動を完全に予測することは不可能です。

例えば、対象者が意図的に自分の痕跡を消している場合や、偽名を使って生活している場合、発見は非常に困難になります。また、調査範囲が広範囲に及ぶ場合や情報が乏しい場合も、成功率は低下する傾向にあります。

探偵に人探しを依頼する際は、探偵の能力に過度な期待をするのではなく、現実的な視点を持つことが重要です。

依頼する側としては、少しでも成功率を高めるために可能な限り多くの情報を探偵に提供することが大切です。対象者の写真、氏名、生年月日、住所、勤務先、交友関係、失踪時の状況など、どんな些細なことでも構いません。情報は多ければ多いほど、探偵の調査の助けになります。

また、調査にかかる費用や期間についても、事前にしっかりと確認しておく必要があります。探偵事務所によって料金体系は異なりますし、調査の難易度によっても費用は大きく変動します。

調査期間と結果の報告

人探し調査は早ければ数日で結果が出ることもありますが、数年単位の時間を要する場合もあります。

調査期間は探す人の情報量や調査の難易度、調査範囲など様々な要因によって大きく変わるため、依頼前に探偵事務所へ目安を問い合わせることが重要です。

調査結果については、調査の進捗状況に合わせて報告されます。一般的には電話やメールで定期的に連絡が入るほか、調査の節目や終了時には調査報告書が作成されます。調査報告書には調査内容や結果、証拠などが詳細に記録され、依頼者はその内容を確認することができます。

依頼する探偵事務所を選ぶ際には、調査期間や結果報告の方法についても事前に確認しましょう。信頼できる探偵事務所であれば調査の進捗状況を丁寧に説明し、不明点にもしっかりと答えてくれるはずです。